一生忘れられないタローの小学校入学式
空気が読めない子×小学校の入学式=想定外の出来事
支援学級の子達は、新しい環境が苦手な子が多いです。
その為、当日パニックにならないよう、入学式の数日前に個別にリハーサルをしてくれますが…
発達障害グレーゾーンのタローは、空気が読めない特性があります。
なので、どんな事が起こるかは当日にならなければわかりません。
言われた通りに椅子に座り、大人しくしていたのはOK!
ジッとしていられないのはサポートの先生がカバーしてくれる!
…しかし、とっさの発言は予想外で止めようがない!
そうは言っても、周りの子には関係ないですよね。
一生懸命この日の為に練習してくれた上級生達に申し訳ない。
一生に一度の入学式の雰囲気を壊してしまい、1年生とその保護者の方に申し訳ない。
そんな気持ちでいっぱいになり、居たたまれない入学式でした。
空気が読めないという特性
空気が読めないタロー。
対人関係を築く上では致命的…!
時には相手が傷つく事や、その場の雰囲気をぶち壊す言動をしてしまいます。
本人に悪気はないんです…。
反対言葉を言ったら面白い、ウケると思い込んでいるだけなんです…!
もちろんそれは周りの人を不快にする、面白くない。
そうやって口が酸っぱくなるほど普段から言い聞かせています。
でも、タローは「反対言葉」が理解できません。
別の言葉に置き換えても、タローにとってはどれも抽象的な表現になってしまいます。
(嫌な言葉、変な言葉、言われたら困る言葉など)
言ってしまった後に、「今のはなぜダメだったか」を説明する事でやっと理解できます。
実際にやってしまった時じゃないと教えられない事…💦
非常に根気のいる作業ですよね。
でも、タローを「嫌な奴」にしたくない。
本当はとっても優しいところがある事をみんなにわかってほしい。
その為に…
・やらかしてしまった時は一緒に謝る。
・なぜダメだったかを説明する。
・どうすれば良かったかを一緒に考える。
この作業を繰り返し続けていきます!