前回の病院受診(血液検査あり)から1か月後。
いよいよタローの診断結果です!
グレーゾーンからADHDへ
タローの診断結果はADHD(広汎性発達障害)でした。
今までずっと、「グレーゾーン」という言葉にモヤモヤしていました。
学習面での発達が無いから、問題行動は大人になるにつれて治まるんじゃないか?
こんな希望を持ちつつ、支援学級で過ごして経過観察。
小3までは徐々に落ち着いてきたように見えたけど、小4になり突然の無気力状態。
タローが「限界だよ」っていうサインを見せてくれたのかもしれません。
「グレーゾーン」は親のエゴだったのかな…?
そんな気持ちになった時もありましたが、診断名を聞いたときの私たちの気持ちは…
発達障害の診断方法
発達診断の方法と薬の服用についてを説明します。
・親と学校が記入するヒアリングシート
・血液検査
・タローと接した担当医の見解
タローが受診した病院では、これらを総合して判断していました。
他の病院は受診していませんが、ネットで調べてみると全国的に似た感じの診断方法だという印象です。
発達障害の検査はヒアリングシートが主体
前回の受診で渡されたヒアリングシート。
これがもう細かくて長い!
産まれた時の様子から首すわりはもちろん、各年齢ごとの成長の過程を細かく記載。
しかも4~5段階評価!
(全く違う・違う・どちらかと言えばそう思う・そう思う・強くそう思う・・・みたいな感じです。)
母子手帳を引っ張り出して、記入していない部分は記憶の底から引っ張り出して…
かなり時間のかかる作業でした!
それを支援学級担任のF先生から預かった封筒と一緒に、担当医のS先生へ渡しました。
血液検査
こちらは「異常なし」
成人が受ける血液検査と同じものを受けました。
この検査で見るのは主に「甲状腺」。
(他にも見る項目はありますが、今回説明を受けたのは甲状腺だけでした!)
甲状腺ホルモンが多いか少ないかで様々な症状が現れるそうです。
甲状腺ホルモンが少ない方が発達障害と判断されやすい。
つまり、不足した状態だと甲状腺機能低下となり、子どもの発達に影響が出る💦
その場合は甲状腺ホルモンを増やす治療をして、症状が改善される事もあるそうです。
タローの場合は該当しなかったので、今回は別の治療方法になります。
そういえば、ハナが赤ちゃんの時の先天性異常の検査で「甲状腺」に引っかかり、再検査した事があったな…
当時は心配したけど、再検査の結果が正常範囲内とわかって安心した事を思い出しました。
保険適用外でお金をかけてやってもらったのに…家族から大ブーイングをくらいました。
いや…私だけでなく先生も忘れてたしね…!
確定診断テストや心理テストはない
偉い学者さんが様々な治験を行ったりして、様々なデータは集まっているようです。
しかしまだ決定的な事はわかっていません。
結局は「統計」で判断するしかないと…!💦
定型(発達障害やグレー以外の基準値の人)と比べてできない事、それによってしんどいことがあるかどうか。
曖昧だからこそ、診断に行く事を戸惑ってしまう親ごさんが多いのかな。
ヒアリングシートの結果が決め手となり、統計で診断名はつきます。
薬の処方は担当医の先生の判断と、親の希望によるといった感じです。
その日のうちに診断してくれました!
薬の服用は?コンサータの開始!
タローはコンサータという薬を服用する事になりました。
前回この薬の特徴については触れています。
私たち夫婦はコンサータの副作用を十分理解した上で処方をお願いしました。
次回は、S先生からタローにコンサータをすすめてくれた理由、その経過を順に報告していきます。
コンサータの服用でどう変わるか?
ドキドキ…