前回の続きです。
~支援か通級かの判断その②~
私が思う判断材料を挙げていました。
①その子のとお友達との関係性
②その子の特性
③支援学級の体制や雰囲気
④通常学級の子達への支援学級への理解の深め方
①その子のお友達との関係性
これは②にも当てはまるかもしれません。
園で中々お友達とコミュニケーションが取れず馴染ない子もいます。
卒園して小学校に上がると更に大きな集団に放り込まれます。
すると自分の言いたい事が伝えられず、余計に縮こまってしまいます。
大人数のクラスを仕切る担任の先生は、一人一人にそこまで深く関われません。
成長するにつれ、徐々に言葉が出てきて親しい友達が少しずつできるのは理想です。
それは元々自分の思いを伝えられる力のある子だとできます。
しかし、馴染めないばかりにお友達には、
「何を考えているか分からない」
と遠巻きにされて、気が付けば
「どうやって輪の中に入ればいいかわからない。」
と、余計に孤立してしまうかもしれません。
その他にも、思いよりも先に友達に手が出てしまう子もいます。
タローはこれに近いです。
そんな子達に、支援の先生が友達との橋渡しをしてくれます。
お互いの気持ちを伝えてくれると、関係性は縮まります。
そうやって、本人は自分がどう伝えればよかったか。
周りの子はその子がどう思っていたか。
の、理解の積み重ねができていくと思います。
また、教室に居場所がないと感じる時に・・・
「心を落ち着ける場所」として、支援教室を提供してくれる事もあります。
②その子の特性
これは、様々ですね。
1.じっと座っていられない子。
2.授業を聞いていられない子、集中できない子。
3.空気が読めず、静かにするときに大声を出して遊んでしまう子。
4.カッなったら物にあたったりしないとおさまらない子。
こんな特性があると、次の2つの事が心配されます。
・本来は学力があっても授業が耳に入らないので、身につかない可能性がある。
・友達の授業の妨げになり、先生からも敬遠されがちになってしまう。
タローは両方危惧されます・・・!
(タローが主に当てはまるのは2と3です。)
支援学級では、一部の授業を個別に受けさせてくれます。
学校の規模にもよりますが、うちの学校では先生と1対1という贅沢な時間もあったり。
個別指導の学習塾のような対応ですね~。
普段の授業だと、わからなくてもそのまま流されてしまう事も多々あると思います。
個別授業だと、わからない事はそのこが理解できる方法で掘り下げてくれます。
学習の基礎となる大事な低学年での国語と算数。
私はこれが受けられるだけで本当にラッキーだと思ってしまいました・・・!
ここまででは、支援学級の利点しか言っていません。
こんなに良い事ばかりなら、迷わず支援学級!となりますよね。
①と②に関しては、本人とその周りの子供達のお話ししかしていないからです。
残りの③と④に関しては、子供達だけではなく学校の環境や自分(親)を含めた大人の気持ちが絡んできます。
それによって選択は、また変わってくると思います。
次回に続きます!