改めて担任の先生とも話をして園での様子を聞きました。
①集団の中に入らず、一人で離れて好きな事をしている。
②勝手にクラスの部屋から出て行こうとする。
③人の気持ちを理解しにくい。
④登園後、なかなか朝の準備が出来ない。
年少の子供たちの入園当初は似たり寄ったり。これからグンと成長する子もいます。
しかし、特に①②のタローの目立つ行動は周りのケアを必要とする状態。
③と④は他の同じ年代の子にも見られる事であり、それぞれ個人差があります。
タローの特性と判断するには難しい段階ですが、どれも園生活で確実に困る行動。
~園でも家庭でも!ケアするぞ!~
担任の先生と相談しながらタローのケアをしていく事にしました。
先生がまず工夫してくれたのがイラストカード。
朝の準備はどれとどれをどこに置くか。
友達が今どんな気持ちか。
それぞれイラストと共にタローに伝え、目から情報が入るようにしてくれました。
家でも同じように準備と片付けが出来るよう園と同じ環境を設置。
・ハンドタオルをかけるフック(2か所。朝カバンに入れて、帰ったらそこにかける。)
・カバンと帽子用フック(帰ったらそこにお片付け)
・コップやお箸は帰ってきたらキッチンへ。
毎日一緒に繰り返していたら、半年ほどで全て自分でできるようになりました。
園では気が散るものがたくさんある環境なので、家でやるよりムラがあります。
それでも少しずつ一人で出来る様になってきました。
~予想外ですタローさん~
ある日のお迎え時、担任の先生が慌ててこちらに来ました。
「お母さんすみません!タローくんがケガをして、今お顔を冷やしています。」
タローが初めての園でのケガ!話を聞いてみると…
みんなで帰りの準備をしている時。タローは一人で園庭へ出入りする引き戸へ。
何故かそこで寝転がって、自分の顔の寸前で止まるよう片手で戸を開け閉め。
戸が滑る勢いが止まらずタローの顔へ激突・・・。
・・・・・・なんじゃそら!
先生気に病ませてごめんなさい。そんな事するなんて誰も思わないって!
常に全員を見ていられる訳ではない先生。予想外の行動には冷や冷やさせられます。
顔に少し青あざができましたが大したケガにはなりませんでした。
改めて加配が必要だな~と実感させられる出来事でした!