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3日続くタローのつばをかけてしまう問題行動のお話。

やめたくてもやめられない、問題行動

本当にやめてほしい…

マチ先生は園でじっくりお話をしてくれます。

もちろん私も帰ってからじっくり話をして、タローも反省の様子を見せてくれます。

Chiyo
毎日同じ約束をしている…明日はどうなるかな?

 

~4日目~

 

もう遠くからわかる…マチ先生のハの字になっている眉毛。

…またやったな…!

今回は相手が嫌がってるのを見て、楽しんでいたと…!

マチ先生と2人でタローに聞いてみました。

Chiyo
どうしてつばをかけたくなるの?本当にみんな嫌がってるよ?

 

しばらく目線を合わせずだんまりするタロー。

Chiyo
怒らないから、よく考えてみて?
タローの気持ちを教えて?

 

タロー
じぶんでも、わからなくなる…。おさえられなくなる…。

 

…6歳のタローの、一生懸命ふりしぼって話してくれた言葉。

物凄く葛藤しながら話してくれたのがわかりました。

多分本当にそれが本心だと思い、マチ先生と2人で何も言えなくなりました。

 

マチ先生
お母さん、これは根気が必要です。
私も毎日目を光らせて、やってしまう時は何度でも話します。
タロー君の中でブームになっているのかもしれません。
ダメだとわかるまで、一緒に頑張りましょう!

 

もう…マチ先生の言葉に、私は泣くのをこらえるのに必死でした。

 

この3日間…

さとすように話してもダメ。

叱ってもダメ…。

家に帰ってから、私はタローに泣きながらお願いしました。

Chiyo
このままじゃみんなに嫌われちゃうよ…。
お願いだからつばをかけるのはやめて。

 

お母さんが泣いているところなんて見たくないですよね。

しかし私はもうどうしていいか、わかりませんでした。

タローは流石に神妙な顔をして「うん…わかった。」と言っていました。

 

そこで少し私もクールダウン。

すると、ある事を思いつきました。

 

ポケットサイズのメッセージカードに「つばをかけない」と書き…

タローが当時大好きだった、妖怪ウォッチのシールを貼りました。

Chiyo
これポケットに入れておくね。つばをはきたくなったらさわってね。
お母さんとジバニャンがついてるよ!

 

と言うと、嬉しそうに頷いていました。

効くとは思わなかったけど、何か形にして私のメッセージを身につけていてほしかったんです。

~5日目~

 

マチ先生が、困った顔をしているけど少し様子が違う。

マチ先生
お母さん、今日はかけようという仕草をしたけど、途中で我慢できました!

 

おお!カードが効いたのか?

Chiyo
タロー。つばをはくの途中でやめられたんだね、偉いね。

 

と言うと嬉しそうでした。

しかしカードは別に一回も触らなかったそうです(笑)

 

途中で思いとどまったり、時には友達をはずしてかけたり。

それがその後も少し続きましたが、発生から10日後にはピタッとなくなりました。

Chiyo
ブームが収まったのかな?

 

もうその頃にはカードもボロボロ。

触ってないけど、ポケットにはずっと入っていました。

周りの大人の関り

 

何をしても止められないのかと、当時は本当に困りました。

根気良く接していたから?

時期がきたから?

なんでつばをはくのが収まったのかは正直よくわかりません。

しかし、周りの大人が必死になってやめさせようとした事。

これは確実にタローに伝わっています。

「~だから、これはやってはいけないよ!」

賢い子はこれで十分わかります。空気も読みます。

タローは、もしかしたら放っておいても収まったかもしれません。

でも、収まったその時には周りに誰もいなくなっていたかもしれない。

 

・タローの事を理解して、根気よく話してくれる。

・タローの事を止めてくれる。

・お友達にタローから謝らせてくれる。

・お友達にもフォローをしてくれる。

これを大人がやってくれた事は、タローにとって非常に大きな安心を与えます。

自分の為に必死になってくれる人がいる事。

それが幼少期の発達障害のケアに必要だと感じた出来事でした。

Chiyo
マチ先生には本当に感謝しています!

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